おじいちゃんの徴兵検査

2007年12月27日

おじいちゃんから聞いた話、けっこう面白いらしい。

今日は、徴兵検査。

おじいちゃんがまだ若者だった頃、ボクもオヤジもまだ生まれてはいなかった(当たり前)

この徴兵検査をおじいちゃんがもし無事通っていたら、あとの二人はこの世に生まれてこなかったかも。

おじいちゃんの徴兵検査
おじいちゃん18歳の時、日本男児ゆえの徴兵検査を受けた。

みんな検査を受けて最後に検査官に見事、「甲種、合~格~!」と叫ばれるのが最も名誉なこととされたのです。

そう、今でもその名残がありますよね、甲・乙・丙~それです。

屈強な男どもが次々と合格していくなか、おじいちゃんは内心不安を覚えていたと。

そう、おじいちゃんは、子供の頃小児麻痺をわずらい、その後遺症で右足がずっとビッコをひいていたのです。

このビッコは亡くなるまで治りませんでした。

順番に検査を待つおじいちゃん。でも歩くたびにビッコをひいています。

検査官が目を止め、「おい、貴様あ~ なんだそのマネは!!」と叫ばれました。

徴兵検査逃れで、わざと足が悪いマネをしているのかと思われたようです。

ホントにビッコだってわかってから、他の検査は全部パスされ、最終検査官の前に連れて行かれ

「○○賢太郎! へーーい(丙)!! ふごーかあーく!!
不合格)」と、それはそれはデカイ声で叫ばれたそうです。

当時、不名誉極まりない辱しめを受けたことを、ずっとずっと悔やんでいました。







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この記事へのコメント
おじいちゃんが不合格になったことによって
UDマンさんがこの世に生を受けたということは、
その不合格はとっても名誉なことだった

ということですね。(*^^)v

もし合格になってたら、
今私は、素敵なオヤジギャグが聞けなかったかもしれないし。。(^◇^)
Posted by となきちとなきち at 2007年12月27日 18:59
悔やむことなんてないのに。
写真が上手なことが分かってたら、記録写真係に採用されていたかもしれませんね。
Posted by わらくら at 2007年12月27日 20:53
教科書に載らない昭和史ほのぼの編(本人は大変だったでしょうが…)のような感じがしてきました。
悔やんでいるおじいちゃんの顔と、それを聞いているかわいい孫の顔の並んでいる様子がまるで映画のひとコマのようです
Posted by ばんどーみきばんどーみき at 2007年12月27日 22:43
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    コメント(3)