おじいちゃんの進路

2008年01月15日

大正9年。ボクのおじいちゃんは岡山の旧制津山中学の5年生。中学生活最後の年です。

おじいちゃんは小さい頃から絵や図画工作が得意でした。津山中学でも図画の試験はいつも満点でした。

自分の進路について教練のO先生や図画のS先生が親身に相談に乗ってくれたのです。

そんな応援もあり、おじいちゃんは東京上野の美術高等学校へなんとしても行きたかったと、自分史「賢太郎抄」に書かれています。

しかし、大きな壁が立ちはだかっていたのです。

一つは、ひいおじいちゃんの反対。理由は一人東京へ行くと都会の誘惑に誘われる。当時父親の権限は絶対でした。

もう一つは、おじいちゃんは小児麻痺で右足がビッコをひいていたのですが、当時どこの高等学校の入学規則書を見ても受験資格の条件に身体健康な男子とする、という項目がありました。

特に、おじいちゃんのような人間を不具者と定義し、「不具者は奇形児とみなす」との説明までついていたのです。

美術学校への進学は断念せざるを得ませんでした。    (つづく)
おじいちゃんの進路 
おじいちゃんの撮った写真 その19

荷車を馬が引いています。









おじいちゃんシリーズはこちらにまとめてます。



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この記事へのコメント
全く!才能を埋もらせるのがお得意な国だね。
Posted by わらくら at 2008年01月16日 22:24
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    コメント(1)