おじいちゃん徴兵検査その2

2008年01月21日

大正十二年、おじいちゃんは関西大学専門部法律科2年生の時、徴兵検査を受けました。

役場の受付の兵事係の怒鳴り声を浴びたおじいちゃん、優しい軍医の検査を受けてやっと小児麻痺という診察結果が出ました。

一人だけ足がビッコをひいてることが、みんなの目にも触れ、男子徴兵の栄を受けることができない身を恥じたのです。

他の検査はすべてパスとなり、最後の決定で陸軍少佐が大声で、「へーいしゅ(丙種)、不合格!」と叫びました。

これで私のすべては終わったのです」と、自分史「賢太郎抄」に書かれています。

この日を検査を受けた男子は200人くらい。その内、甲種合格者は25人ほどで、あとは第一乙と第二乙も合格。

丙種がおじいちゃん含め4~5人。まだその下に丁種というのがあって2~3人いたようです。

ちなみに調べてみると、丙種とは「身体上極めて欠陥の多い者」、丁種とは「目や口が不自由な者・精神に障害を持つ者」という定義だったようです。


おじいちゃん徴兵検査その2 おじいちゃんの撮った写真 その25













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